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脳の容量ってどのくらい?

 

パソコンやスマホを購入する際には必ずデータ容量を確認すると思いますが、
人間の脳の容量って知っていますか?

 

脳の物理的サイズと頭の良さ

本題の前に、脳のサイズと知能指数(≒頭の良さ)には相関がないことが知られています。

体重と脳の重さの変数で規定される脳化指数(=EQ)というものがあります。
EQは下記の指揮で求められます。
[EQ] = [定数] × [脳の重量] ÷ [体重]2/3

元々は体の大きさに対する脳の比率から動物の知性を比較しようと作られた指数ですが、現実には則していない結果が得られています。
とりわけ同じ種同士での比較には意味がなく、例えば犬の中ではチワワが最もEQが高いですが、大型犬の方が賢いというのは周知の事実です。

また人間の世界においても、男性の脳は女性の脳よりも大きいですがIQテストでは性差がないことが確認されていますし、天才アインシュタインは成人男性の平均よりも脳が軽かったようです。

 

脳の容量とは?

脳の物理的な大きさと頭の良さにはあまり相関がないことが分かった思います。

本題の人間の脳の容量ですが、2016年に米・ソーク研究所により「1ペタバイト」であるとの発表がされています。

論文によれば脳細胞のハブ(=結合部分)であるシナプスの大きさを計測することによって脳の容量を計算しており、平均的なシナプスは一つにつき0.5875バイト程度の容量があるとのことです。

ペタバイトという単位に馴染みがないかと思いますが、「1ペタバイト=100万ギガバイト」で、13年分のHD-TVビデオ映像に相当します。

 

容量不足にならないの?

1ペタバイトという途方もない容量ですが、容量がいっぱいになると何も記憶できなくなるのかというとそうではありません。

経験的にもお分かりかと思いますが、価値がない記憶は徐々に他の記憶と統合されていき雑多な記憶(=個別事象としては思い出せない)のうちの一つでしかなくなってしまいます

上記はもちろん長期記憶のことで短期記憶においては話が違ってきます。急に1ペタバイトもの情報を記憶することができないのです。

 

他の記事でも論じているように知識容量が大きいことは、シンギュラリティが近づいてきているこれからの時代ではほとんど価値がありません。
もしかすると人間の脳の容量が低下しながら進化していくということも考えられます。あるいはIC回路をつなぐことで脳のメモリーを増やせるような技術もそう遠くはないかもしれません。

やはり、思考力をいかにして鍛えるかがポイントとなてくるようです。