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「頭の良さ」の定義の変化

 

様々な要素から構成される「頭の良さ」を一言で表すことは難しいですが、「頭の良さ」の定義は時代によって異なります
そして、今日はまさに過渡期と言える時期のため、現時点ではなく将来を見据えた「頭の良さ」を目標にしましょう。

 

「頭の良さ」の分解

細かくは色々と議論があると思いますが、頭の良さは大きく三つに分けることができると考えられます。
①思考力
②創造/想像力
③知識

これらファクターの比重が社会構造やテクノロジーによって変化していくため、「頭の良さ」の定義も変遷し、ひいては身に付けるべきスキルも過去ではなく将来を見据えて見極める必要があります。

20世紀の「頭の良さ」

一部の天才を除き、20世紀における一般的な頭の良さは「知識」の比重が大きかったといえるでしょう。さらに遡れば中国の科挙から始まり、「博識」という言葉が象徴するように知識量こそが頭の良さを決定付ける因子でした。

その背景にはそもそも教育水準が階級によって異なり、また無機的である情報も基本的には有機的なつながりの中で共有されていたため情報の非対称性が顕著でした。よって知識そのものの価値が相対的に高かったのです。

 

21世紀の「頭の良さ」

21世紀においては単なる知識の価値が下がり、思考力の重要性が上がり、他社との差別化という観点では創造力が重要になってくる(または既になってきている)と考えられます。

この背景には急速なIT技術の向上やそれに伴う社会変化スピードの増進があると言えるでしょう。

①知識の価値の低下

インターネットの普及により、知識と言われるような情報は誰しもコストや時間をかけずに入手することが可能となりました。(大学のレポートや卒論などでWikipediaからの転載が問題視されていますが、そもそもWikipediaをコピペできるような課題設定がナンセンスなのかもしれません。)
「うろ覚え」さえしておけば、必要となったときにググれば良いのです

知識のようなものはいつでも調べられるため、その内容を詳細に記憶しておく価値が低下してきているのです。
天才アインシュタインも「調べられるものを、いちいち覚える必要はない」と述べています。

また、グローバリゼーションの進展とともに社会変化のスピードも急激に速くなってきています。変化が速くなる必要となる知識の陳腐化サイクルもまた早まります。せっかく覚えたことが次の年には無意味になることも珍しくはなくなるため、正確な知識の重要性もなくなってくるわけです。

②思考力/創造力の価値の向上

一方で思考力や想像力の価値は向上してきています。AIやロボットにより人間の仕事が奪われることを危惧する声もありますが、本質的な思考力や想像力はまだまだ人間の領域として残っていくでしょう。

知識(必ずしも頭の中にある必要はない)をどう組み合わせて、事象に対してアクションしていくかを考える力こそが価値の源泉となります。

 

従来の価値観から脱却し、本当に必要となる「頭の良さ」を手に入れましょう!