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音読で脳を鍛える ~脳細胞を活性化~

 

学校教育では定番ですが、大人になるとする機会の少ない「音読」。
実は脳を鍛える手段として理にかなっているのです。
脳トレゲームなどの慣習で有名な東北大学の川島教授も音読が脳トレに有効な手段であると謳っています。

そんな音読について脳を鍛えるという観点で紹介しましょう。

 

同時にインプット&アウトプット

音読の最も大きな特徴は脳内でインプットとアウトプットが同時に行われることにあります。

脳にインプットした文字情報を即時的に声に出すというアウトプットまでもっていくことが肝です。
よって、内容をきちんと理解しながら読み進めることがポイントで、ただ文字を声に出すだけでは効果半減となってしまいます。

また、黙読との比較では、音読では視覚だけでなく聴覚も使う点が脳により良い効果を与えているようです。

 

音読のメリット

音読により思考力や判断力を司る前頭前野を中心に脳全体が活性化されます。前頭前野は中央実行機能とも呼ばれており、前頭前野を鍛えることで脳全体のネットワークが広げられると仮説立てられています。

実際に、音読により頭の回転が速くなるだけではなく、創造性や短期記憶が高まるといった研究データも出ており、認知症患者の症状悪化防止にも一定の効果があると分かっています。

 

音読の方法

特に音読の対象に制限があるわけではありませんが、あらゆる脳トレと同じくいかに習慣化できるかがキーとなるため、例えば「新聞のコラムを音読する」や「毎朝見ているニュースサイトの記事を二つ音読する」などと決めておくと良いです。

時間的には一日10分~20分程度行うのが好ましいとされています。音読は脳に負荷を与えるため、それ以上行うと仕事等に差支えが出る可能性もあるくらいなのです。

ちなみに少し話は逸れますが、音読すると記憶に残りやすいという副次的な効果もあるので、大事な仕事の書類を音読に使うというのも一つの手ではないかと思います。

また、音読も速聴と同様に少しずつスピードを上げていくとより効果的になります。当然ですが、インプット&アウトプットのサイクル回転スピードが上昇するため、脳内での情報処理量が増加し脳により負荷をかけるためです。(ただし、スピードを意識し過ぎたあまり発音がおろそかになって何を言っているのか分からないレベルになるのはNGですよ)

 

昔からある学習法の一つである音読も脳科学の研究の進展とともに21世紀に入って改めて見直されてきてました。
是非、習慣の一部に取り入れてみてはいかがでしょうか?