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脳の温度”脳温”の与える影響

 

体調が悪い時のバロメーターの一つである体温は意識したことがあっても、脳の温度である”脳温”についてはあまり考えたことがなかったりしませんか?
「頭寒足熱」という言葉があるように、脳温は脳のパフォーマンスに影響を与えるのです。

 

脳が最も活性化されるのは5℃?

室温が5℃の時に脳のパフォーマンスが最も高まり、21℃以上では著しく機能が低下する」との説があります。
夏場の炎天下や冬に暖房が効きすぎて頭がボーっとした経験は誰しもしていると思いますが、5℃が最高の条件か否かは結論付けられていません。そもそも5℃だと寒すぎて集中できないでしょうし、代わりに下半身を温めた場合、副交感神経が刺激され眠くなってしまいます(コタツの原理ですね!)。

 

脳温と睡眠

睡眠の観点では脳温を下げたほうが良質な眠りにつけることが知られています。

脳に限らず睡眠時には体温(特に深部体温と呼ばれる体内部の温度)が深い眠りに付けることが解明されており、人間の身体において3番目に熱を発生させる臓器である脳の温度を下げることは必然的に睡眠の質と繋がるわけです。
特に夏場は脳温が下げづらく睡眠の質が低下しがちなので、過度な節電はせずに寝る一時間前位から脳温をしっかり下げることを意識しましょう。

 

あくびで脳温が下がる

ストレス軽減の機能などがあるといわれているあくびには脳の温度を調節する機能もあるという説があります

オネオンタ大学の準教授はあくびには脳の温度を約37℃の最適な温度に保つのに役立っているという。
ラット実験によれば、0.1℃の体温上昇であくびは誘発され、あくびにより最大で脳の温度は0.4℃も下がった。
顎を大きく開くことにより、頭蓋骨への血液の流入が増え、温度の高い血液が排出されると仮説が立てられている。
ストレスや不安が脳の温度を上げることも知られており、あくびによって脳の温度上昇を防いでいると考えることができる。

 

 

厳密な温度はひとまず置いておいて、定常的な温度帯の中では脳の温度は低い方が様々な面でメリットがありそうなことが分かります
特に気温の上がりやすい夏場には脳温の上昇によるパフォーマンス低下に気を配りましょう。脳温を下げるには脳に血液を運ぶ動脈の流れる首を濡れたタオルなどで冷やすのが効果的です。鼻の温度を下げることも有効であると知られているため、氷を口に入れておくなどなどして、鼻腔を冷やし間接的に脳温を下げるのもおススメですよ!