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脳科学の産業応用を目指すベンチャー「NeU」設立

 

東北大学、日立ハイテクノロジーズ、NSD、東北大学ベンチャーパートナーズ及び七十七キャピタルが、脳科学の産業応用事業を目指すベンチャー「株式会社NeU(ニュー)」を2017年8月1日に設立することを発表しました。

設立の目的

NeUは脳科学を活用したQuality of Life(クオリティオブライフ)向上を目的としており、5年後に世界全体で年間15億円の売上高を目指すとしています。

脳活動を可視化することにより個人に合った認知トレーニングを提供するなどのビジネス展開するとのことです。

技術・知見

東北大の川島隆太教授らの認知脳科学の知見と、日立ハイテクテクノロジーズの脳血流量変化が計測できる携帯型脳活動計測技術を軸です。東北大と日立ハイテクテクノロジーズは小型の赤外線による脳血流量変化計測(NIRs)技術を共同開発した実績を持っています。

また、NSDの運用するヘルスプラットフォームである遠隔健康支援サービス「CAReNA」への脳活動データの取り入れ、AI(人工知能)などを用いた統合解析なども推進していくとしています。

体制

日立ハイテクテクノロジーの長谷川清氏が社長、東北大の川島教授がCTOに就任するとのことで、まずは10人程度の体制で会社を立ち上げると発表しています。

長谷川氏は「既にパートナーの引き合いも複数ある。年内のサービス開始を予定している。高齢者に限定せず、世界展開も視野に入れて広く普及を目指していく。」と話しています。

脳血流量変化計測

目玉技術の「脳血流量変化計測」は「前額部の血流量変化をリアルタイムに計測可能な装置」として、2015年9月に発表されています。

「光トポグラフィ」という技術がベースで、微弱な近赤外光を前額部の2点から照射して、脳の活動状況を計測するヘッドセット形状のウェアラブル型装置です。

IoTなどの発達で様々なモノが個人にカスタマイズされてきていますが、脳トレまでカスタマイズされることで、効率よく脳の発達や老化防止ができるようになりそうですね!