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思考実験で頭の体操~有名実験の紹介~

 

思考実験をご存知でしょうか?

 

思考実験とは言葉通り頭の中だけで行う実験のことで、

基本的な物理や化学の原理に反しない範囲で前提を置いて行います。

 

概念的・抽象的なアプローチを要するため普段とは異なる頭の使い方をします。

今回は有名どころの思考実験を紹介します。

 

世界五分前仮説

イギリスの哲学者ラッセルにより提唱された思考実験です。

「世界は実は5分前に始まった」という仮説を検証するわけですが、実は論理的な反証は不可能です。

例えば五分前以上の記憶も偽りの情報を植えつけられただけにかもしれないわけです。

 

異なる時間に起きた事象間にはいかなる場合でも論理的・必然的結びつきはなく、

過去の知識と呼ばれている出来事は独立した概念に過ぎないとの結論を得られます。

 

つまりは知識とは一体何であるのかを深く考察するための思考実験となっています。

 

トロッコ問題

数年前に話題になった思考実験で、著書「これから『正義』の話をしよう」で有名な

ハーバード大教授のサンデルにより提唱されました。

 

コントロール不能となった猛スピードで走るトロッコが走っているとします(轢かれたら即死)。

あなたがたまたまトロッコ線路の分岐点に立っており、トロッコがどちらに走っていくかを分岐器ボタンひとつで選択できます。

二つの分岐先にはそれぞれ線路上で作業している人がいて、片方では1人が作業しておりもう片方では5人が作業しています。

このときに5人を助けるために1人を犠牲にすることが道徳的に許されるかを思考します

 

これは効用(簡単に言うとメリット)の大きさのみで物事を決める「功利主義」の正しさを検証するための実験となっています。

 

水槽の脳

体験していると思っている世界が実は水槽に浮かべられた脳が見ている

(電気信号か何かを送られている)だけのバーチャルリアリティなのではないか」という仮説を検証する思考実験

つまり「世界は全て夢なのでは」との前提のときに、意識や知覚とは何なのか?、事物の実証性とは?などについて考察します

 

思考実験を役立てよう

思考実験のポイントはある仮定を置き、思考したい対象以外のことを固定させる(考えなくて良いようにする)ことにより、深く考えたいことにフォーカスを当てられることです

 

思考実験の仮定が特特殊だと思われたかもしれませんが、考えたいこと以外を考えなくて良いようにするための工夫なのです。

実際の世の中は複雑な事象が絡み合っているため、何か一つについて考えたいときには非常に有効な手段となります。

 

是非、日常に思考実験のエッセンスを取り入れてみましょう

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